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イッセンマチヤ 特別展(02)
物に関する四方山話 真空管で街を作る
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真空管の街

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家にあった一番古いテレビは中に真空管の入った白黒テレビだった。
テレビは壊れると家の外に出されてしまった。壊れた物は子供の遊び道具になる。
テレビの裏板を外し、中の真空管を引き抜く。ガラスで覆われた真空管はまるで近未来のビルのように見えた。まず、大小いろいろな大きさの真空管を抜き取る。油粘土で土台を作り、ビルに見立てた真空管を並べていく。そして道路を作り、所々に木に見立てた枝を土台に差し込む。そうして完成した街の模型を見ては、当時子供雑誌に描かれていた「21世紀の街」を思ったりした。子供の頃は21世紀はスゴイ未来になるぞ、と期待していたが、実際に21世紀になった今を見ると、その当時からあまり変わっていない。大人になった今は、急激に変わる必要はないのでは、と思う。しかし、身の回りの品々の機能性が重視されるようになった昨今、「物の形」の美しさは失われつつあるんじゃないだろうか。真空管は1本1本が美しく見えた。

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